息子、やっと服を着る

息子のこと

下着しか身に着けない

息子は記憶にある限り、小学校に入った頃から家ではずっと下着姿で過ごしていました

幼稚園の頃までは、園から家に帰ると洋服に着替え、寝るときはパジャマでしたが

徐々に家では洋服を着ることを嫌がり、風呂上りも下着で、そのまま寝るといった状態

このころから、感覚過敏が表面化してきたのかなと思います

それ以降、学校に行く時、外出時以外はずっと下着のまま

真冬であっても、それは変わらず

二十歳を過ぎても、服を着るようにはならず

往診や訪問看護などで、人に会う時と

年に一、二回あるかないかの外へ出る時は、さすがに服を着ますが

用事が終われば、すぐ服を脱ぐ

家族ももうその姿に慣れすぎて、何とも思わなくなっていました

年末の冷え込みに

ところが、昨年の年末のこと

もう年も押し迫って、寒さが厳しくなったころ

息子が、冷えからくる腹痛を訴えたことがあり

このチャンスを逃してはいけないと

近くのホームセンターでスウェットの上下を購入(とりあえず2セット)

「いい加減、ちゃんと部屋着を着ないとダメだよ」と念押し

今までどんなに言っても、買って渡しても、頑として着なかったのが

(最近は下着以外の服を、買わなくなっていました)

今回はさすがに、冷えがこたえたようで

息子はすんなり、スウエットを着ました

その後はスウェットを脱ぐことはなく、快適な様子

お腹が痛いと言うこともなくなりました

息子の姿に違和感(笑)

最初は服を着ている姿に違和感ありまくりで

どこのお兄さんですか?状態

どんだけ(笑)

いくら、こもりびととは言え

下着だけで、よく風邪もひかずにきたよねえ、と感心(することか)

何はともあれ、やっと、人間らしくなった息子でありました

何事も自分自身で痛みを経験しないと、わからない

人の言うことをきかない

非常に頑固な息子であります

年明けにスウェットを追加購入したことは、言うまでもありません

(けっこう、ウキウキで買いに行きました) ← 私がです、もちろん

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