身体は大人、心は子ども①

私には引きこもり状態の20代の息子がいます

中学に入学してほどなく体調不良、そして不登校になりました

児童精神科への通院を経て、その後転院した精神科にて療育手帳の取得を勧められ

公的機関にて診断が下り、療育手帳を取得しました

10代後半のことでした

現在は精神科の往診、地域の支援センターの方々に関わっていただいています

自閉症の特性もあり、感覚過敏とくに聴覚、視覚の過敏が強いです

0か100かの思考、完璧主義、何より感情のコントロールが難しく癇癪もたびたびおこします

投薬も数年間行っていますが、先天的なものであるがゆえになかなか難しいです

そもそもなぜ不登校が始まったのか

小学生の高学年の時にある委員をやっていましたが、息子自身がミスをして

そのことについて同じ委員の生徒から責められたこと

そのことが中学生になってたびたびフラッシュバックするようになり

他人が怖くなった、教室に入れなくなった

このことを本人から聞くことができたのもつい数年前です

それまで学校に行けなくなった具体的な理由を話すことはありませんでした

きっと、人からみれば学校生活の中のよくあるいざこざなのかもしれません

でも息子はそれを自分の中でうまく処理することができませんでした

それまでは友人と放課後に遊んだりもしていて、大きな問題もありませんでした

おそらく小学校の高学年という、思春期に差し掛かった時期に受けた心の傷が

本人の特性も相まって強いストレスになったのだろうと思います

不登校が始まってしばらくは週に1日ないし2日、別室で過ごすこともできました

それが次第に無理になり、自宅の玄関から外に足を踏み出せなくなり

そして自室から出られない状態になっていきます

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